【なんでレディオシャックがハッチンソン?】

●来期にランス・アームストロングが走る為に作られた「チーム・レディオシャック」が何故「ボントレガー」製ではなく、「ハッチンソン」のタイヤを使うのかっていう記事がありました。個人的にタイムリーなので転載。
(ハッチンソン-フュージョン2TDFバージョン)
●ぶっちゃけ、ランスの意向ですね。トレックグループの大株主でもあるランスがグループ内の「ボントレガー」製タイヤではなく「やっぱりハッチンソン使いたい!」と言ったんですね。まぁランスはずっと『カーボンコンプ』とその前は『オロ(ORO)』(どちらも「ハッチンソン」製)を使っていましたしね。2003年まではその時点でも既に廃盤になっていた『オロ』を使い続け、その後は『カーボンコンプ』に移行しました。
(ハッチンソン-カーボンコンプ)
●ランスは機材には部分部分でかなり保守的で割りとうるさく、例えばサドルはずっと「セラサンマルコ」の『コンコールライト』一択だし(今年春先のキャンプで一時期「ボントレガー」の『インフォーム』を使っていましたが、結局気に入らなかったのか元に戻しました)、「スラム」の株主でもあるのでコンポーネントは『RED』を使っていますが、ペダルだけはアスタナチーム全員が契約した「LOOK」を使うなか、一人だけ「シマノ」の『SPD-SL』だったりしました。
(昔ランスは「シマノ」のLOOKタイプ(PD-7401)を廃盤になった後も長年愛用し、在庫の買い占めまでしていました。当時『SPD-R』だった「シマノ」はランスに使って貰うが為に『SPD-SL(PD-7750)』を開発したのは有名な話。因みにランスは固定クリート派)
(ハッチンソン-インテンシヴ)
●現在、普段履きには『フュージョン2』(フュージョン3前バージョンのクリンチャータイヤ)、練習用に『インテンシヴ25C』(耐磨耗耐パンク仕様のクリンチャータイヤ)、決戦用に『カーボンコンプ』(ベストセラーなチューブラータイヤ)を使っているそうです。練習用に前は『エキノクス』(同じくハッチンソンの耐磨耗耐パンクタイヤ)使ってましたし、かなりの「ハッチンソン」ファンみたいですね。チューブレスタイヤの雄「ハッチンソン」ですが、クリンチャーもチューブラーも良さげ。ということは「ボントレガー」がチューブレスホイールを出せばランスもチューブレスに乗る可能性は大ですね(ていうかランス自身が「作れ」と横車を押しそうで(笑))。
(因みにフランスの会社である「Hutchinson」はフランス語では「H」を発音しないため「ユッチンソン」ですが、英語圏に販路が多いため、全世界的に「ハッチンソン」で呼称を統一しているそうです。創業者は英語圏生まれのフランス移民らしいですし)
http://www.bikerumor.com/2009/12/17/why-team-radioshack-chose-hutchinson-tires/