【TIME-ZXRSインプレッション】

●組みあがってから1週間が経過しましたので、TIME-ZXRSのファーストインプレッションを纏めてみました。(比較対象として2009年度版RXR ULTEAM・2004年度版TIMEーVXRSを上げています)

コンポーネント:カンパニョーロ-スーパーレコードEPS ホイール:カンパニョーロ-ボーラウルトラツー ギア:フロント53-39T・リア12-25T クランク:カンパニョーロ-ウルトラトルクカーボン165mm ブレーキ:スーパーレコード ハンドル:TIME-ERGODRIVE RED 42cm サドル:セラサンマルコ-ゾンコランREDエディションブラック ペダル:TIME-XPRESSO 12 Ti CARBON 重量:6.76Kg(XSサイズ。ペダル・ボトルケージ×2・ボーラウルトラツー使用時)

●まず、総重量がそのまま走りに行く事が可能な状態で6.8kgを切っています。ビックリ! RXR ULTEAMはスラム-レッドで組みましたが、6.80kgでした。スーパーレコードEPSで組んだZXRSの方が比べて少し軽く仕上がってます。7800デュラエースで組んだTIMEーVXRSだと7.1Kgですので、少しずつではありますが軽くなってきています。TIMEはあまり重量を重要視していませんが、それでもUCI規定の6.8kgは切ってきますね。ボリュームのある外観に騙されがちでメーカーも敢えて謳ってはいませんが、十二分に軽量フレームの部類に納まります。それにTIMEのフレームに触れて思うことは、最近の超軽量フレームに有りがちな「触って凹む場所が一つもない」ということ。

ヘッドチューブトップチューブのボリュームアップは圧巻です! ダウンチューブもRXR ULTEAMより太くなっていますね。エアロ効果というよりも剛性コントロールのためと聞いています。TIMEのフレームの違うサイズを並べてみるとわかりますが、サイズ毎にチューブの太さが違います。TIMEの技術者曰く、オルベアのSSNのようにボンジュールレプリカのころからサイズ毎に剛性を同じようにコントロールしているとのことです。

●さて、乗って見ての第一印象は「硬くなったー!」でした。剛性感はRXR ULTEAMと同程度か若しくは少し硬い感じでしょうか。見た目はゴツいですが、TIMEらしくちゃんとしなります。BB周辺の剛性はVX PRO→VXRS→VXRS ULTEAM→WORLDSTARと世代を進めるに従い増してきて、RXR ULTEAMで少し落としてRXRS ULTEAMでまた上がりましたが、ZXRSで更に上がった感じです。私は平地のスプリントでのダンシングでもあまり左右に振らないタイプなのですが、振り幅を大きくしてやるとしなりがいい感じで恐ろしいまでに加速します。

●硬いといってもさすがTIMEで、振動吸収性も抜群です。フルイディティシリーズには一歩譲りますが、石畳の上に高速で突っ込んでも全く暴れません。峠の下り等では安定しすぎて逆にスピードが出すぎて危ないです。

●総評として、VX PRO→VXRS→RXR ULTEAM→ZXRSと形は変わっても『TIMEはTIME』。正統進化していると思います。