【ギブリを電動デュラで使うには】

●使用するのはコレ。左が2011年11Sコーラススプロケット。右が2010年10Sケンタウル。

●まず、基本データから。シマノ10Sはギア厚1.60mm、スペーサー2.35mm。カンパ10Sはギア厚1.7mm、スペーサー2.4mm。カンパ11Sはギア厚1.64mm、スペーサー2.2mm。ギブリのフリーボディは32.5mmしかなく、替わりにシマノフリーボディはセット出来ない(リアハブの幅が足りない)ので、必然的にカンパのギアを組み合わせつつ調整することになります。理想は11Sのギアを多く使いつつ、10S用の2.4mmスペーサーを挟んで行きます(必要分だけ削ります)。スプロケは2011年コーラスと完バラ出来る2010年ケンタウルを基本に組み立てます(2011年ケンタウルはロー側2枚がカシメられてますのでバラせません。注意)。
●ギブリ専用フリーボディのギア部分実測値。

●カンパのシマノ用フリーボディ(WH-KX890)のギア部分実測値。

●上が2010年10Sケンタウル12-25T。下が2011年11Sコーラススプロケット12-25T。

●カンパを使ってシマノ10Sの移動幅(Di2はワンクリックで3.95mm移動)に似せつつ、ギブリのフリーに収め、尚且つ理想的なギア比を構築するとこうなります。
構成は11S用ロックリング-12T(2010ケンタウル)-13T(2011コーラス)-2.4mmスペーサー-14T(2011コーラス)-2.4mmスペーサー-15T(2011コーラス)-2.4mmスペーサー-16T(2011コーラス)-2.4mmスペーサー-17T(2010ケンタウル)-2.55mmスペーサー-19T(2010ケンタウル)-2.4mmスペーサー-21T(2010ケンタウル)-2.4mmスペーサー-23T(2010ケンタウル)、となります。

●これで9Sの構成でギブリのフリーボディにセット出来ます。あとは電動デュラのリアディレイラーのロー側調整ネジを締めて、ロー側に行き過ぎないようにする必要があります。

●あと2010年ケンタウルはスペーサーの構成上12-23Tか12-25Tを選び、23Tか25Tを使わない方向です。2011年コーラス(スパレコやレコードでも可)は12Tトップの構成を選ばないと16Tがバラにならないので注意です。